『猿楽の時代と闘茶展』もうすぐはじまる
おいしいお菓子が用意されると、「おいしいお茶」が飲みたくなりますよね。不思議なもので、おいしいお茶を用意されたとき、色あいや香りを、まず確かめませんか?
それらを体で感じて、「どんな味だろう?」って、まず味を想像するんです。そして、ひとくちお茶を口にふくむことで、想像どおりの味だったと、確認しながら、
「ふっ~」っと一息。
次ぎに、口の中に広がったお茶の渋みやあまみから、「どこのお茶だろう?」って想像しますよね。お茶を飲むだけの動作なのに、全神経を働かせて感じとり、日頃の慌しい生活を「ふっ」と忘れさせてくれます。
そのようなお茶を使って、近江猿楽多賀座では、お茶を飲み当てるあそび="闘茶"を企画しています。そもそも闘茶とは、中世の時代(鎌倉時代末期ころ)公家、社寺、武家間で、茶の産地を飲み当てる、という賭けごとをした娯楽的な寄り合いであり、豪華で優美なあそびであったと伝えられています。
中世の時代、人びとが夢中になった遊び。さて、現代でも通用するのか? しかしながら、この企画は好評を受けまして、今年で三年目になります 時代が流れても"楽しい"という感覚は同じなんだなぁ~と実感します。
今年もおいしいお茶を用意しておりますので、全神経を働かせて、お茶を飲み当ててくださいね。もちろん、多賀町の特産品である大君ヶ畑のお茶もありますよ。(多賀町民のみなさんは、当ててくださいよ~)昨年、一番間違いが多かったのが、大君ヶ畑の雁がね茶 と 岐阜産の雁がね茶でした。同じ 雁がね茶 ともなると、味の区別がむずかしくなりますが、これはスタッフ側のねらいです。それでも、お茶に詳しい方には、「即答」で当てられてしまいましたけど…
2006 開催写真
2007のトウチャは7がつ上旬開催
チラシができたら すぐ れんらくしま~ス お楽しみに。 あず